【店長コラム】創戯旅団 第88夜 何をしでかしたら出入り禁止になるの?

【店長コラム】創戯旅団 第88夜 何をしでかしたら出入り禁止になるの?
※2025年03月08日16時36分
全然関係ありませんが、私の誕生日は3月8日、今日なんですよ。最早、誕生日が嬉しくない年齢になってしまった事を自覚します。棺桶に入るカウントダウン始まってないか?と思うと微妙な気持ちになります。そんな感じなので5日後に誕生日を迎える悪友S君を祝ってお茶を濁すのです。大体は私の誕生日と悪友S君の誕生日の真ん中辺りに飯を食うのですが、これはこれで厄介なのです。真ん中に3.11があるので微妙です。今年もそんなシーズンを迎えてしまいました。
ウチのお店の特徴に出入り禁止になったお客様が非常に多い事が挙げられるでしょう。じゃあ何人いるの?となりますが、これが軽く400人から500人は居ます。本当にヤバい奴から胡散臭い奴、嘘吐き、舐め腐った奴、本強馬鹿野郎、猛烈な馬鹿、悪意の塊、etcとまあ問題児だらけです。出禁事件の詳細も語るとかなりオモシロ話しばかりなのでいずれシリーズ化する事でしょう。この出禁問題は普通の風俗店でもある問題ですが、これがSMクラブになると5倍速くらいの勢いで出禁が増えるのです。危ないお客様が引き起こす問題もあれば危ないキャストさんが共謀して引き起こす問題もあり放置しておくとひっちゃかめっちゃかになってしまうので、定期的に問題のある人はご退場願っているのです。ウチのお店はきっちりしているお店なので、駄目なモノは駄目とかなり厳格に判断していたんですよ。ところが真逆の何でもありに突き抜けてしまっているお店も知っています。営業方法が真逆だと集まってくる人間の質が全く別モノです。だからと言って真逆な面々をディスる気もありません。あれはあれでありなんだなと思っていますので、ただ生き方の違いなだけですね。
では、いよいよ出禁になってしまう行為を解説していきましょう。まずは圧倒的な人数を出してしまっている本番強要から説明する事になります。これは闇深い話しですよね。まずはぶっちゃけ話しからしてみましょうか。風俗店とは1割の完全な本番店と1割の完全な非本番店と8割の本番黙認店で成り立っているのが実際ですよね。クッソ面白かったのが、とある店舗型風俗店の社長に本番店ですよね?って聞いてしまった事があるのですが、烈火の如くウチは本番なんかやらせていないとえらい怒り出して、吹き出しそうになりましたよ。この人頭大丈夫か?あんたんところは昔から本番嬢だらけなのは皆んな知ってるぞ!とこちらも思いましたけどね。その時に私はこうも思いました。あ~!すっとぼけやがってろくでもないな!と思いましたし、本当に本番を自分とこの女の子がやっていないと思っているのであれば、この人ポンコツなのかな?となってしまいます。ウチは特殊性癖店なので本番なんぞ認めてしまうとカオスになりますので、非本番店である事を徹底しているのです。お客様でそれでもその厳しいルールを突破しようと暗躍してしまう人がいますので、ウチのキャストさんに不快な思いをさせてしまい出禁になる人間がいるのです。その出禁の人数が凄い事になっているって話しですね。1割にも満たない非本番店に来て本番をしないと稼げないよと言い放ち、本番を強要しようとする人間の事は浅まし過ぎて軽蔑します。本番店と本番黙認店が9割もあるなら、そっちに行けば良いだけの話しですからね。その9割のお店からも嫌われて行くところが無くてウチに来てしまったのでしょう。本当に本番はしたく無いし犯罪行為だと思っている女性が在籍しているお店だと理解出来なかったお客様が悪いですね。そんなのばっかりです。
完全な犯罪野郎もいます。特に即出禁になるのはおクスリを使用していると疑われるお客様です。証拠を掴んでからの出禁ではありませんのでご了承頂きたいところですね。キャストさんを危険から守る為の当然の予防策になります。それから盗撮の疑い。これも完全に即出禁案件です。その場で全部の撮影データを削除させた上で出禁にしています。直接に盗撮とは関係ありませんが、殴られたい願望のお客様が来ても、絶対にお客様を殴らない様にと女王様にキツく言っていました。お客様が盗撮をしていて、デリヘルを呼んだら殴られましたと警察に動画を証拠として持って行く可能性があるので警戒する様にと教育していましたね。
それから人を小馬鹿にしている態度を取るお客様。このケースも問答無用で出禁です。キャストさん、私のどちらかを小馬鹿にした瞬間にウチのお店は問答無用の出禁です。結構いますよ。そんな舐め腐ったお客様。しかも、出禁になっても出禁になった自覚がないのでまあしつこく電話をしてきます。絶対に電話には出ませんけれどね。このケースではこんなパターンもありました。クソふざけた女王様がお店の悪口を接客中に言います。するとその内に電話をして来た時にお客様は舐めた態度を取り始めます。1回は我慢してやりますが、2回目にクソふざけた態度を取ったらその電話中に私に電話をぶち切られ、以降は電話に出て貰える事はありません。そんなアホなお客様が数人出た瞬間にクソ女王様がやらかした事が捲れます。結果、自らの指名客は何人も出禁になり、自分も肩身が狭くなり辞めて行く羽目になったクソ女王様がいます。このケースは、ただの自爆としか思えませんでしたね。阿呆かと呆れてしまうケースでした。
後はふかし癖のある大嘘つきなお客様もアウトです。何適当な事言っちゃってんのと笑える展開になります。嬢は当然の様に戻って来たら、お客様がこんな事を言ってるけど本当なの?と私と付け合わせをしますよね。そして適当な作り話しをしている事は簡単にバレてしまいます。このふかし話しも悪意のある場合とただのアホなのかなと思う程度と2パターンあります。内容に悪意があると私が判断した場合には出禁になりますね。悪意の無いアホな作り話しをしているお客様も要注意人物としてマークされます。このお客様は大体の話しが嘘だから後で付け合わせをしましょうと先回りしてキャストさんと情報を共有しておきます。すると想定通りにありもしない話しのオンパレードになっています。しかも空いた口が塞がらなくなる適当話しばかりで大爆笑のネタになってしまいますので、嘘は絶対に良くないという教訓ですね。中には逆にキャストさんが大嘘つきの場合まであります。その場合もウチでは簡単にバレてしまいます。結果、大嘘つきのキャストさんも飛ぶ羽目になります。
次に様々なケースがありますが胡散臭いお客様ですね。これはケースバイケースで出禁の判断をする事になります。何かしらの思惑を隠してお店に来ているのは挙動不審なので分かります。例えば誰かウチのキャストさんを騙して自分の稼ぎに直結させてしまおうなんて思惑を持って近づいてくる胡散臭い輩のご来店はしょっちゅうあります。しかも、その近づき方も露骨です。普通はキャストさんも騙されないのですが、中には自分に取っては特になると判断して胡散臭い男の提案に乗ってしまう場合もあります。可哀想に利用されてしまうのだろうと想像がついているので、こちらとしては虚しくはなりますよね。それでもそんな人だから、仮にお店に居ても大成はしなかったよなとも予測出来るので、そんなキャストさんが誘い出されても苦笑いをしながら見ているだけにしていますよ。当然、お客様は出禁ですね。このパターンが意外にも多いから驚きです。可哀想に誘い出されたキャストさんが犯罪に手を染めてしまったパターンも知っています。後は胡散臭いと言えば、交渉しているつもりでショボい事をやるお客様ですね。7割は本番交渉をし出すので本強客扱いで出禁になってます。残り3割は少しでも綺麗な女性につこうと駆け引きしたり執拗に値下げ交渉をしたりと不自然な交渉をし出します。ここはキャバクラでも普通の風俗でも無いんだけどなと苦笑いしますよね。濃い性癖を満たしに来るお客様ばかりのお店で何を頓珍漢にフリーで良い女の子につく交渉に一生懸命なのだろうと思ってしまいます。まあそんな時は、大体が団体さんですよ。プレーの最中に他の仲間のお客様に電話したりするKYな方は出禁です。泥酔客も出禁にしますね。
こんな感じに他のお店より厳し目なジャッジで出禁客は増えて行きます。その分、キャストさんは守られるのですが、癖の強い太客様もついでに出禁になってしまうのはキャストさんに取っては痛手でした。しかし、他の女の子に失礼な態度を取るお客様やお店を小馬鹿にしたお客様は、例え誰かの太客様であろうと問答無用で切り捨てました。ウチは日本人オンリーで営業をしていますのでお客様も日本人の方のみですが、たまに上手くすり抜けて入ってしまった外人さんが居ます。大人しくしていればそのままお客様扱いしようと思っていても、御多分に洩れずに全員問題を起こしてしまい出禁になりました。日本人を小馬鹿にした方はアウト!性癖的にキャストさんが嫌がった場合もアウト!本当にお客様が馬鹿でしたが理由でアウトな時もありました。外人さんは全員問題を起こしてしまったという事実は凄いですよね。文化等の背景の違いと遺伝子的な根っこの人間性の大きな違いに驚愕しました。そして、ホスト君、スカウト、同業者も問答無用で出禁です。不思議なのは、ホームページに身分をあかさなければ不問と書いてありますよね。日本語読めないのかな?それとも頭が悪いのかな?違いますよね。ハナから悪意を持って近づいているから身分をあかすのです。スマートじゃないと言うか、格好悪いと言うかこちらが苦笑いしますよ。厚木の同業者でそこの組織の幹部がウチを利用していて出禁になり、その関係でその店とウチに出入りしていた広告屋も関わりを私に拒否されたケースまであります。これはオモシロネタなので後日別立てのコラムで紹介しましょう。さて、俺の事は話題に出なかった!気づかれてないな!と思っているお客様は浅はかです。違いますよ。貴方のネタはオモシロ過ぎて別立てのコラムでじっくりと語る事になるだけですよ。
大体は出禁になってしまうお客様がどんな方だったかは語れたと思います。そして、この先も出禁客は増え続けます。もうここまで出禁にしたから悪さする人間はいないだろうと思ったら大間違いです。警察と同じで捕まえても捕まえても犯罪が無くならないのと同じです。人間はそれだけ危うい生き物なのです。あれは駄目ですよ。これは駄目ですよと親切に説明しても失敗を繰り返してしまうのです。まあ風俗とはそんなものだよと30歳前後で悟りを開いたつもりでしたのに、SMクラブでは5倍増しで問題が起きる事を学びました。考えを改めるに至りましたよね。人の弱さが全面に出る遊びだと思いますし、どう懐を深くして行くかを考えるのは大変でした。どこまでを許してどこまでを処罰するのか匙加減に悩みましたよ。結果として、私は利口ではありませんので、失敗を繰り返しながら痛い思いをして匙加減を学んだのです。私は叩き上げられなければ何も学べない人間です。本当に師匠は我慢して私を育てて下さったのだなと、こんな時には思わされますね。独り立ちしてもまだまだ考えさせられる事の多い仕事ですし奥が深いですね。ここから先は、人に任せて自分は楽をしようとも思ったりしますが、他人に任すとこの世界の大変さにびびってしまいそうですしね。勿論、それでも次世代の若いスタッフを育てていかないと組織はスケールアップしないでしょう。師匠が担って来た人材育成の役目を私も引き受けねばならないのが当然かと思います。
次回のコラムは今回とは逆の目線。お客様が起こして来た問題の中で一番多かった本強問題で、逆にキャストさんがやらかしてしまった話しになります。この問題とは、私が風俗を引退する日まで闘っている気がします。このコラムでも語り続ける普遍的な大問題なのでしょう。
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