【店長コラム】創戯旅団 第72夜 エレガンスお料理研究会

【店長コラム】創戯旅団 第72夜 エレガンスお料理研究会
※2025年02月06日15時39分

第一期で苦労していたなと思い出すのが戦力補強です。ウチは各期毎に欠点があったなと思っているのですが、第一期はバック率が折半だった事が欠点でした。欠点と言うと語弊がありますね。弱点と言い換えた方がしっくりきます。折半で保証が付いているのがウチのやり方だったのですが、派遣型風俗店のお給料の相場はバック率6割、厚生費5~10%引き、最低保証は無しだと思っています。6割から引かれものがある場合は、例えば10%引きとなると、引くのは女子給からになりますので、全体から見ると6%引きになります。純粋な女子給は54%で保証無しが相場なのです。逆にウチの場合は保証割れが出ますので、やはり純粋な5割では無く50%~57%ぐらいの支払い総額になります。ここがお給料のからくりになるのです。実際にはお給料に大差は無いのに、何故かウチが10%もお給料が安いイメージがついてしまうのです。中には6割バックで保証が付いているお店もあります。その場合は保証割れしにくいお客様単価が安い価格帯のお店が多いです。大衆店より激安店に近く、回転率勝負をしているお店でないと保証は打ちづらいと思います。このお給料の見せ方で失敗していたのが第一期のウチの営業でしょう。まあ見事なまでに募集の反響がありません。たまに来る応募女性のクオリティーは普通から普通以下のルックスの方が大半だったと思います。それがバック率折半のイメージが付いたウチの募集力だと思っていて、どうしても6割バックのお店に負けてしまっているのです。そうなると、面接でも多少厳しそうな見た目でも採用しないといけなくなります。実際には入ってからは通用しませんので直ぐに居なくなりますが、それでも採用しないと、私が師匠に怒られてしまいます。そんな経緯から補強での苦労をしたのが、第一期の現場を任されていた私だったのです。そして問題は第一関門のお給料の安さを突破しても第二関門と第三関門が待ち受けている事です。次なる試練はお客様単価の微妙な高さです。SMクラブなのだからお客様価格は高くて当然なのですが、これが中途半端な高さなのです。それなりにSMクラブの相場価格には並んでいると思うのですが、バック率がデリヘルより10%安いと女子給はデリヘルと変わらなくなってしまいます。懸命なる読者様諸君はもうお気づきだと思いますが、お給料が同額であるならばプレイが楽なデリヘルで女性は働きますよね。誰でもそう判断すると思います。さらに、ダメ押しの第三関門まで待ち受けています。お客様単価がデリヘルより高いという要因とプレイが一般風俗と違い特殊性癖風俗である要因から、通常風俗のお客様には選ばれにくい傾向のお店だったのです。電話が鳴りにくいのであれば、その分デリヘルや箱ヘルやソープより女子給が高ければそれでも働く理由になった筈なのですが、ウチはその翼をもがれてしまったお店なのです。ここで第4関門としていつものアレまでもが、私達に襲い掛かります。S女スパイラルです。それでも在籍比率がM女さんの多いSMクラブであれば闘う術があったのです。しかし、それすらも叶わない四方八方逃げ場を塞がれた状態で、只々フルボッコ喰らう営業形態での仕事をしなければならなかったのです。これではキャストさんは逃げてしまいますし、その分の人数補充が追いつかないのです。お店のバックに対する女性陣からの信用度の低さでありお店の体たらくです。スカウトサイトで営業メールを女性に送った時に、そんなバック率ならピンサロで保証を打って貰った方がマシだと暴言を吐かれてしまう始末です。募集で苦労しているので、そんな事あんたに言われるまでも無く解ってるよ!性格悪いな!と感じてしまいますよね。しかし腹を立てた所で、現実を言い当てられただけの話しですから、おっしゃる通りですと項垂れるしかありません。そのバック率の安さを師匠に訴えても理解を得る事はありませんでした。何故なら師匠は派遣型風俗畑の人では無く、店舗型風俗畑の成功者なのです。まさに店舗型風俗店のお給料形態の相場がウチのお客様形態なのです。そうして私は師匠から悪いのはお前の対処の仕方だと怒られてしまいます。であるならば次の手に移行です。私はスカウト会社と契約する提言を師匠にします。しかし、これも却下されてしまいます。いやいや、貴方のメインの店舗が大成功しているのはお客様単価が安い事と、細かい話しは言えませんが特需でライバル店の少ない運の良い状態だからでしょ!と私は思っているのです。それでもお店を辞めて路頭に迷って許される様な若い年齢でも私はありません。あの時は完全に頭を抱えて困り果てていましたよ。

そして、そんな八方塞がりの中で私はとある妙案を編み出します。名案では無く迷案ではありましたけどね。しかし、これが明暗を分ける大事な分岐になります。私の判断はキャストさんに支持され、キャストさん達が長く働いてくれたのです。いや、単純に私の捨て身の作戦でしか無かったんですけれどね。それが、エレガンスお料理研究会の発足です。女の子の出勤時間は賄い付きにして、しかも皆んなで料理を作って楽しみながら仕事をしたのです。勿論、出来上がった料理を楽しく食す所までが部活です。これがバズってしまいキャストさんが楽しく働ける環境を作る事に成功したのです。この時の具材を買うお金を捻出したのは私ですからね。私の自腹で何とかしたのです。お店のお金には1円足りとも手をつけていませんでした。私の自腹なのですから師匠は手出しが出来なかったのです。いやいや、かなり情けない話しですよ。お店の窮地を従業員が自腹で助けてしまったのですから。本来であれば、そこは経営者に恥ずかしいと感じて欲しかったですよね。しかし、私の踏ん張りは身を結びはしましたが、師匠の心に響く事はありませんでした。天邪鬼で意地っ張りだから自分の言っている事を前言撤回したり間違いを認める事はしたく無かったのでしょう。しかしこの珍案の大成功で、私にしかお店のバランスは調整が出来ないまでの、実績を作りあげてしまったのです。それは私の意地でしたし、師匠にお前が考えろと問題を丸投げされてしまった事に対する、私の解答でした。本当に何とかしてしまったので、師匠は茶々を入れ辛かったのでしょう。このキャストさんが残るバランスを崩してしまったら、また地獄の状況に後退りです。流石に、それはしなかっただけ、師匠は老獪なベテランの風俗人だと称賛します。それに私と師匠は仲が悪くはありませんからね。そんな経緯で異色のエレガンスお料理研究会が発足しました。ですから、今回の創戯旅団麻雀部が初めての部活では無かった事になります。お料理研究会がエレガンス初の部活動でしょう。

ここからエレガンスお料理研究会を語るのですが、内容を語る前に5分の3もコラムの文字数を使ってしまいました。まあ、背景描写はきっちりと云う事で創設までのドラマを語ったのです。それにエレガンスお料理研究会に関しては、既に語ってもいるのです。第一期の頃にブログの更新を頻繁に熟していた時期がありまして、そのタイミングがまさにお料理研究会の活動時期なのです。当ブログの本日の晩餐会なるカテゴリーを見て頂けると、どんな品を私達が作っていたのかはご覧頂けます。それなりに腕を見せている会心の一撃?違うな渾身の一品から闇鍋まで60ブログ以上に渡り笑える品々を紹介しています。中には微妙に手を抜いている回なんかもあって笑えます。当時はブログにBGMまで添付して書いていたのを、今見直して気付かされましたよ。意外と手間暇掛けてブログを書いてたんですね。もう過去の遺物だったので、自分の事ながら完全に忘れていましたよ。当時もお客様を集めたい時期でしたし、お店の中の団結力を発信して仲間を募りたかった時期だったですからね。結果としてこのブログをせっせと書いた行為が、第二期のスーパーエース玲子さんを呼び込む事となったので間違った行動では無かったのです。第二期はどちらかと云うとストイックさでお店を彩って来ましたので、お料理研究会は開催される事無くなりを潜めていたのです。それが、こうやってまたブログ更新が踏襲されて物事が進むのは運命的ですよね。第三期に入りキャストさんの数が減りお客様の減少傾向が見え始めたので、正統派コラムとしてブログが復活したのです。待機所が無くなった関係でお料理研究会を復活出来ない分、創戯旅団麻雀部として趣向を変えて部活も復活しています。永久的な物では無いかもしれませんが、それこれ本当に10年ぶりの執筆活動活性化です。第一期当時のブログを見直していて思い出したブログBGMも当時を踏襲して復活させても悪く無いですね。私の音楽の趣味も変われば、音楽自体も10年で進化を遂げていますからね。しかし、この10年で世界的に貧しくなり日本人はその中でも特に貧しくなっているのが気になります。音の進化はあったとしても音楽は進化と退化を繰り返している気がします。人々が貧しくなってしまった分だけ音楽の広がりのスピードは確実に遅くなっていますよ。その様な時はアイドルが流行るので分かりやすい指標です。どう云う事か説明しますと、クラシックでもロックでも、コンサートを見るのはお金が掛かりますし自分がやるとなるともっとお金がかかるから、民衆が貧乏な時は進化のスピードが鈍くなるのです。逆にその影響が出にくいのがアイドル文化なのが面白いですね。そして肝心の音の進化ですが、デジタル的進歩はハイレゾやその先のデジタル技術も開発されていますね。アナログ時代とは違い、位相みたいな音楽を立体に捉える感覚は薄くなりました。コンサートホール等の音場の重要性が問われるのはクラシック音楽の世界だけになりつつあります。音場なんて発想で今の若い子が音楽を捉えていませんからね。もうジョー・ジャクソンの様なコンサートホールにマイク一本吊りでのレコーディングみたいな、奇跡の音場再生は出来ない時代になりましたね。私の仕事にも働き方改革の波が訪れているので、エレガンスお料理研究会の様な部活を再現する事は現実的では無い時代です。最早、エレガンスお料理研究会は伝説の部活動になってしまいました。あれを真似したくとも、今の時代ではお金が無駄に出ていくだけになります。当時もキャストさんの賄いの費用は全額私が少ないお給料から出してましたからね。あれだけで生活費が助かっていたキャストさんも居たので、料理を作るのは楽しいし美味しいしエンゲル係数は下がるしで良い事尽くしの部活動だったのです。その時期はキャストさんは辞める速度は遅くなっていました。あれはあれでエレガンスの営業にとってもかなりの貢献度だったのです。あの時期を経由していなければお店が消滅していた可能性すらありましたからね。その場合の現在の私の立ち位置が箱ヘルの幹部か社長だったのでしょうから運命のイタズラも面白いです。完全に神奈川SMクラブ界隈の名物おっさんが私の立ち位置になってしまったのですからトホホですよ。金銭的に大損はしていますが、知名度では圧倒的にこちらが有利な立ち位置なのです。とても複雑な気持ちになりますね。自己顕示欲は全く無いのに私の人生は不幸が連続する小エンターテイメントに全振りされてしまったかと些か残念な気持ちですよ。ん?お料理研究会の話しでお料理の解説無しなのが私っぽいコラムでしたね。お料理の完成品は晩餐会ブログをご覧になって下さい。

次回のコラムは読者様と約束していた、エレガンスのオープンから私が合流する迄の空白の9ヶ月間の流れを詳しく語りましょう。今度は14年前に時飛ばし。

公開したコラムのバックナンバーは総合SM倶楽部 厚木エレガンス 公式オフィシャルブログに保存します。
ブログURLは以下になります↓
https://ballondollgroup.livedoor.blog
店舗コンテンツ
046-240-7486 トップ 店舗情報 料金システム 割引特典 出勤情報本日4名 女の子一覧5名 写メ日記2/5(水) 23:45 動画0件 口コミ3件 求人情報 グループ店
デリヘルタウンコンテンツ
マイページ 厚木デリヘル 神奈川デリヘル 全国トップ お問い合わせ 利用規約 免責事項 プライバシーポリシー PC版