少しだけ春の匂いがしてきましたね
これからだんだん暖かくなっていくのを予感させるこの時期のこの感じは、なんだかワクワクします
春と言えば花の季節ですね。
花の終わり方の表現って花によって違うみたいです。
桜は散る、これは有名ですね。
梅はこぼれる 椿は落ちる 牡丹はくずれる
菊は舞うって言うらしいです。
命の最期が舞うって素敵ですね。
梅のこぼれるも、花が例えばコップのような容器から溢れてこぼれるイメージで、なんだか良い匂いがしてきます。
咲き溢れて、こぼれるみたいな。
落ちる、くずれるはなんだか不吉ですね。
江戸時代、武士の間で椿と牡丹は不吉な花とされていたらしいです。
落ちると言うだけあって、首が落とされるように見えるかららしいです。
暗い話になってしまいましたが
落ちると言えば、
春が2階から落ちてきた
っていう
伊坂幸太郎の重力ピエロっていう小説の冒頭の書き出しがあります
私は寒がりで冷え性なので、もうちょっといっぱい春落ちてきて欲しいですけどねw
だけど、
ここでの春って登場人物の名前なので、
物理的に人が落ちてきたということなのです。
でも出だし1番に
春が2階から落ちてきた
って、書いてあったらそうとは思わないですよね
どういうこと?ってなるけど、
何となく花びらが大量に円状に舞い散っている様子を連想します
でも落ちるだからもっと花びらより重みのある物かな。
コロンと春を象徴する何か(例えば木の実とか)が落ちてきて、春の始まりを告げる音が鳴った
という感じでしょうか。
ちなみに、重力ピエロも良いですが、
私はゴールデンスランバー派ですw