私もあなたになりたかった
私が当時いた風俗店は
店舗拡大を
広げに広げ
女の子を求める
お客様より
働く女の子の数が増えだす
成績、顔面、スタイル
で
女の子が振り分けられていく
悪い子はくび
厳しい戦いにいた
その中で
まあ顔微妙
高学歴
高身長
胸びみょう
細身
という
風俗に必要な
爆乳もない
ただ普通の田舎もん
特徴もない
新人だった
私は
不動の人気No. 1だった
シャンプーさん仮名
を
意識していた
なぜなら
シャンプーさんは
スタイル、顔、
微妙に私と似ていた
もちろんシャンプーさんは私より美人
実際に
お客様に
(^^){君はシャンプーに似てる
と
お客様がきたり、
(^^){シャンプーの予約が取れなかったから君に
と
お客様がご来店したのだ
( ´_ゝ`){シャンプーさんの真似したら私も売れるのでは
と
とにかくパクりに
パクりまくった
毎日
ストーカーばりに
シャンプーさんの日記を見た
そして真似をする
日記を書く
シャンプーさんからしたら
気持ちが悪くて
たまらなかったと思う
しかし
私は
人気嬢しか
パクる方法しか考えはなかった
言い訳をすると
私は必死だった
パクリにパクった結果
私が
1位になった
ちなみに
シャンプーさんと会ったことはなかったし
彼女が
私に不満や
悪口を書いてる日記もなかった
(^^){あのシャンプーを抜いた新人です!
と
お店も持ち上げる
私も
気分が良かった
お店も私をお姫様扱い
そして
勘違いカスの私は
( ´_ゝ`){シャンプーさんが私をパクっている
と
調子に乗っていた
そんな話をお客様にも話した
すると
数ヶ月が経ち
シャンプーさんが突然退店してしまった
本家がいなくなった私は
お客様が離れ出す
シャンプーがいたからね
シャンプーなしのあの子は
と言われ出す
( ´_ゝ`){やばい
と
ようやく思った
パクリ先がいなくなったのだ
その時、
ずっとシャンプーさんを
指名していたお客様が
私のところにきた
(´ω`){これ、シャンプーから
と
手紙をもらった
( ´_ゝ`){はあ
家に帰って
手紙をあけた
私はさりあちゃんが好き
私だって
さりあちゃんになりたかった
と、
書いてあった
終