なんだっけ〜?なんだっけ〜?
って話してた歌舞伎の演目わかった!
義経千本桜 渡海屋・大物浦(よしつねせんぼんざくら とかいや・だいもつのうら)
でした!
2022年に片岡仁左衛門が一世一代で勤められてましたね
(一世一代とは、この役は十八番ですけど、私も引退が近いですし、年齢的にやりたくてももうこの役はできないので、今回でこの役をやるのは最後にしますよという意味)
チケット買う前に、YouTubeで検索してちょっと観てたんですけど、
やっぱり生で観たかったな〜行けばよかったかな〜って今でもちょくちょく思い出して後悔しています泣
長くなるのでこれくらいにしておきますが、
最後の、自らの体に縄を巻き付け、
碇で引きずられるようにしてバック転(?)バック天宙返り(?)で入水自害するラストが感慨深い!🌊
大きな夢を掲げて頑張っていたけれど、自分の実力の天井を感じ、夢を諦めてしまった人には響くと思います
ちなみに私は、義経千本桜という歌舞伎の演目のことを、谷崎潤一郎著『春琴抄』で知りました🌸
「あんた、義経千本桜って観たことあるか?あるわけないよなぁ。うち、自分を守ってくれるなら狐でも何でもいいと思ったわ。」
って主人公の春琴が、召使いの佐助にこう話すシーンがあるんだけど、覚えてる?
美人で踊りも名手になれるかもしれないと言われたほどだったのに、小さい時に罹った病により盲目になってしまった春琴。
周囲から可哀想、不憫と言われ続け、孤独の中を生きてきたのがわかるセリフです。
でももしかしたら、映画バージョンでしかこのやり取りは出てこなかったかもしれない🙄