みたいな感じのセックは、あまり好きじゃない。
恋愛から始まらない、セックありきのセックは、どうしたって心の部分は常温の状態からスタートする。
そんな状態で、体の快楽だけを無理に引き出そうとされても、心と体がなんだかちぐはぐな感じがして、不快な気分になってしまうのだ。
それよりは、欲しいという衝動を抑えきれない、貪るようなセックの方がいい。
もちろん、自分本位に衝動だけを優先されてしまうと、それは単なる暴力になってしまうけれど、その、暴力と愛撫のギリギリの鬩ぎ合いみたいな荒々しさは、常温だった私の心を一気に沸点まで高める。
もちろんこれは私の好みであって、女性全般に当てはまるわけではない。
私が、そういうセックを好むというだけのお話。