この酷暑というのに、
見栄を優先する生き物がいる。
夏の必需品を
わざと置き忘れてくるのです。
近所の
真っ黒に日焼けした少年が
「日傘をさしなさい!」
とお母さんに叱られているのを目撃。
「この傘ださいよ」
と文句を垂れてます。
どんなデザインならイケてるの?
叱られてる最中だったので、
聞けなくて残念。
男の子は傘なんて邪魔で、
走り回りたいものね。
真っ黒に日焼けして、
女の子に「強い男」って
思われたいんでしょうね。
ガラスの少年よ、
日傘を差すと、女々しく見えるって?
お馬鹿ね。
もうひとり、
ガラスのハートの持ち主がいます。
我が父。
父の誕生日に日傘を贈ったので
使ってくれているか
母にコッソリ確認。
「暑いのに傘なんかさしたくない!」
「日光浴で健康!」
「肌が焼けてる=ハツラツ!たくましい!」
発想が昭和過ぎて、
泣きたくなります。
大人の男性が選ぶ傘は、
軽さ>遮熱>デザイン
優先順位はこの辺りなのでしょうか?
もう大人なのだから、
黒くならなくても
充分でございましょう?
九州男児のイメージが崩れる?
熱中症になる方が
恥ずかしいです。
父の心の奥底を探る旅は、
まだまだ続きます。
みなみ