こんばんは、みなです🌛
今日は、みなの"好き"の話に付き合ってくださるお兄さまがいたら、読んでみてください。
ずっと見たかった映画
「ファーストキス」を観ました。
きっと色んな感情が溢れて止まらないだろうなあと思ったので、しばらくぼーっとなれるように1人で見に行きました。
本当にしあわせで、胸がいっぱいです。
もともと坂元裕二作品は大好きで、ほとんど観ていて。
変に飾らない現実の描き方とか会話の素直さとか、人間の温かさや滑稽さを何の誇張もなく、裏表、善悪、どちらにも断定することなく描くところとかが大好きで。
でも今回は、タイムリープという現実とはかけ離れた珍しい設定の作品で、そのなかで坂元裕二さんらしさがどう表現されているのかをとても楽しみにしていました。
私は映画を見る時に、自分と重ねたり色々考えてしまったりして、本編そのものとしては見逃す瞬間が出来てしまうタイプなのですが、今回はそうなるのがもったいないと感じるほどに、一瞬一瞬が尊くて取りこぼしたくないと感じさせられました。
特に、一本道、分かれ道、トースター、目覚まし時計、らせん、靴下など……小道具暗喩が本当に良くて、作品をあったかいものにしているものの一つの要素だと思いました。
そして今回は会話劇が本当に秀逸で、クスッと笑ってしまうシーンが何度もあります。
「スイッチ」という作品があって、それが好きな人は絶対好きです。
2つ前の写メ日記で、人間の"好き"の感情は、「愛しさ」と「切なさ」が同時に存在するものだという話をしました。
とてもタイムリーで、この作品の核も、「“切なさ”の裏には“愛おしさ”がある」ということだと思いました。
最近私は死生観について考えることがあって、天国や地獄の存在や、前世今世来世の時空間など。
私は今の自分が誰かの来世であると考えると嫌なので、来世なぞないと思いたいし、たとえブラッシュアップライフできたとしても、それを繰り返す中で前世の記憶に翻弄され、最終的には新たな命で生きることを選ぶだろうなと思います。
今世で消滅したいです、、笑
そんな自分の死生観についても考えさせられる作品でした。
そんな難しいことなど考えなくとも、シンプルにストーリーも面白いし、不器用な人間のチャーミングさが交差する会話劇がおもしろすぎて夢中になれるので、軽い気持ちでももちろん見れます(笑)
あと、余談ですが、キスシーン、とっっってもエロいです、、、照
観た人にしか分からないエロさです(笑)
ネタバレになるので、細かい感想や考察は書けないので、観たお兄さまが居ましたら是非語りましょう!😭
この作品は、結末を知っても、ストーリーの枠組みを知っても、その過程がすごく愛おしいので何度も観たくなるはずです。
全てを思い出したいと願ってもそれは難しくて、その瞬間はすごく良いなと感じても、きっと記憶から取りこぼしてしまっている場面がいくつかあると思います。
悔しい!だから本は良いです、好きな時に好きなページを何度も読み直せるからです。
坂元さんに脚本を見せてくださいとお願いして、文字で脳に刻みたい気持ちです。
記憶を消してもう一度見たい!となる作品もありますが、これは私個人的には消さずに何度も見たいとなる映画で。
私ももう一度、観にいきたいと思います。
お兄さまも是非見に行ってみてください〜🫶🏻
おやすみなさい🌙
小川みな