ナビを頼りに色んな道を歩きたいの
そしたら歩道沿いに突如お墓の群れが現れた
大小さまざま三百基くらいはあろうか？
ところどころ墓花も見受けられるが、
その殆どが枯れるか萎れているものばかり
けど一基だけ、一際目を引くお墓が！
「うっ」って思わず立ち止まったよ
沢山の赤､白､ピンクのカーネーションの供花
これ、たぶん昨日だね
お盆やお彼岸、命日ではなく母の日という…
雨に打たれながらも誇らしげに見えた
彼女は、泉下の人となっても、さぞかし母親冥利に尽きると思われ、
墓地のそこかしこから他のお母さん達の声が聞こえてきそうな気がした
うらやま〜、うらやま〜、
なんか怖くなって足早に立ち去ったんだけど
来月もまた来ようかな？
父の日に黄色のカーネーションを墓地で探すのだ
りく
