然り気無く
少しだけ外部と遮断してくれるとか
私を背中に隠して
ピエロになって守ってくれるとか
絶対に人を悪く言わないとか
適切な距離感で居てくれるとか
一瞬だけ見せる独占欲とか
抱いたまま眠る顔とか
そっと起こさずに立ち去る後ろ姿とか
あちこちに
散らばってる愛が
心地好くて
柄にもなく
その手を他の人に渡したくないと
思ったけれど
まだ
言わない。
まだ
恐い。
だから
そのままで居て。
私の気が済むまで。