目の前に居るのは
確かに私なのに
その向こうを見て
その向こうを触りたがる
目が合ってるのは
確かに私なのに
その奥を見て
その奥を欲しがる
どんな名前でも
どんな笑い方でも
私は私なのに
違う私を見たがる。
悲しいね。
目の前に居るのは
確かに私なのに。
私を見てくれないような
人に抱かれて愛を囁かれる虚しさすら
わからないで
簡単に入り込めると思ってる
私が見ているのはいつだって
貴方なのに
貴方が見ているのは
5mmズレた私なんだよ
それが
どれだけ悲しいことなのか
わかる?
それを許せるのかしら?
私
それを許さなきゃいけないのかしら?