私は祖父と云う存在に会った事がないば
かりか、父方の親族には誰1人とて掠っ
た事すらなかったので、専ら母方の祖母
にお世話なりっぱなしだったのよねぇ
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生粋のおばあちゃん子だった私にとって
夢の中で彼女にお会い出来る事は、見え
ない尻尾が振り千切れんばかりに喜ばし
い事の筈なのに、夢の中でお腹を空かせ
ているおばあちゃんの為に早くお買い物
を済ませておウチへ帰らなければと焦れ
ば焦る程、思う様にお買い物が捗らず、
結局は志半ばで目が覚めてしまった。。
。
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亡くなり方が非常に可哀想だっただけに
、「あの時ああしてあげれば良かった、
こうしてあげるべきだった」と、今でも
自責の念に駆られている
嗚呼、せめて夢の中で、温かい"おみお
つけ"の一杯でも飲ませてあげたかったなぁ
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べに