むらさきを慕う者の中では珍しく貞操帯フェチであるA。
私はというと中世に拷問具として扱われていたことからの興味が若干有るといった程度で
関わってきた者達にも強要や装着はしてこなかったように思う。
私は私の想像や
預けた衣類等で自慰をさせることを一等好んでいるのだが(要報告制)
貞操帯の管理はその遥か上を行く難しさであると、そう心得ている。
どれだけこちらに思い入れがあろうとも、例え同居をしていたとしても。隠れて鍵を外すことなど容易いからだ。
完遂できるとするならば..其処には計り知れぬほどの愛や努力が存在するだろう。
付属の鍵は鍵でしか無い。
私から見た本物の鍵は忠誠心、そう。お前達の心そのものなのだ。
先日また新調したのだというAの小さな貞操帯に『鳥籠』という名を付けた。
彼はこの名を大層気に入り愛でている。
飼われているのは羽切の小鳥。大切が故に、羽を切る。