"紫-むらさき-"は自然界ではあまり見られない色であり長い間染色に困難を期した。
高いコストが掛かる事から最も裕福で権力のある者のみが紫色の染物を持つことができたという史実もある。
今でも皇族の色や贅沢の色とされており
その結果として信頼や確実を感じさせる等の効果を持つのだ。
また"禁色"として庶民が使ってはいけない時期も存在した。
至極色という一種の紫が存在するのですがこちらは別名深紫,黒紫としても知られる濃いくすんだ紫です。
紫草の根を酢や椿灰汁と合わせた染料で染めたもので大化3年に制定された七色十三階冠において最も高貴な色として定義されています。
それは、最高位の官位のみが身に付ける事を許された色
究極の色という意味を込め、至極との名が付きました。
むらさき。私は高貴で気高き禁色である。