今朝は早起きしてブルーモスクに行ってみた。
モスクの前でたまたま出会ったトルコ人がお茶を出してくれた。
彼は日本に催事もしている、大使館や日本の要人御用達のトルコ絨毯屋さんの経営者だった。
これも何かの出会い。
と思って彼のお店を訪ねてみた。
「トルコ絨毯」といえば詐欺られるイメージ。高級なもののイメージ。
だけどそこに展示されてあるものはただの芸術品だった。
遊牧民が2500年前に作ったのが始まり。
彼らがみたくても見れなかった海や木を絨毯にして眺めたことかは始まった。
つまり一つ一つの絨毯にはストーリーがある。
「アート」
私のこよなく愛するもの。
誰かに見せびらかすものではない。愛でるもの。といつも考えている。
彼の従兄弟はすごく賢い。
インド人の数学的賢さとは違う、経営者的賢さがある。
14歳から修行しているらしく、なんと知り合いの知り合いだった。
こんな異国で知り合いの知り合いに出会うだなんて。
不思議な巡り合わせと、提示してくれた私向けの価格でも手を出せずにごめんなさいした。
でも全然押し売りなんてない。
無理して買うものではないよ。って言ってくれた。
どれほどの価値なのかわかるからこそ辛い。
そして販売員だからこそわかるきちんと接客をしてくれた彼の態度。
こんなところにも学びが転がっていた。
いつかトルコ絨毯は家におきたい。
もし長生きをするならトルコ絨毯と古時計を家に置くのが私の老後。
彼らと長い付き合いになる気がした。
頭の中でラフマニノフが大音量で流れる中
夕陽を眺め、
今からカッパドキアに向かう。