こんばんは！
昨日は東日本大震災から13年目でした。
朝読んだニュースで、大震災で親を亡くした東北出身の女の子が、「どこ出身？」「震災の時どうだった？」と聞かれる事がトラウマを引き起こされてしまいとても辛い、と書かれていました。
私は基本的に仲良くなっても相手から話題が出ない限り、年齢・出身・職業等は聞かない事にしているのですが（話したくない、踏み込まれたくない等色々あるかなと思って）、これを読んで益々安直に触れないようにしよう、と思いました。

今年のお正月も能登地方の大地震や羽田空港での旅客機衝突事故がありました。
航空機事故に関しては、私の家族が航空関係勤務のため、友人達から「そらの家族は大丈夫？」と心配のLINEがきました。
あの日家族と炎上する旅客機をライブ映像で観ながら、震えが止まらず『明日は我が身、私の家族かもしれない』と思ったのをはっきり覚えています。

家族に衝突を避ける事はできなかったのかと聞いたところ、夜の羽田空港の滑走路は本当に本当に真っ暗で何も見えない、と言っていました。多分JAL機のパイロットも何も見えなかったと思う、と。見えていたら確実にゴーアラウンドするそうです。

そして羽田空港の離発着は2分毎にひっきりなしに行われており、とても混雑している空港であるとの事。
管制塔とコックピット内とのやり取りにおいては、離発着する全てのエアラインの航空機への指示が聞こえているそうです。
そうやって絶え間なく情報が入ってきており、また着陸する際は必ず管制塔から「◯◯、滑走路への進入を許可する」とゴーサインが出て、パイロットが了承してから着陸体制に移るため、JAL旅客機のパイロットが聞き間違えて滑走路に進入したとは思えない、と言っていました。

また今回飛行機が炎上したけれども大爆発しなかったのは、燃料が残り少なかった事が不幸中の幸いだったそう。
飛行機の燃料は両翼に入っており、飛ぶ際には目的地分の燃料の他に、予定通り着陸出来なかった場合に備えて上空待機のため2回旋回する分の燃料と、それでも着陸できない時に成田・名古屋等へ目的地を変更して飛ぶ分の燃料が必要だそうです。
今回は旋回分と着陸地変更分のみの燃料しか残っていなかったため、人命が救助される時間が残されていたとの事。
もし燃料が満タンだった場合、接触で大爆発して一瞬で炎に包まれていただろうと言っていました。

それから脱出用スライダーで迅速に出られた事も大きかったらしいです。
荷物を持って出たがるお客様もいるそうですが、スライダーにバッグやヒールが引っかかり破れてしまうと後続の人達が脱出できなくなってしまうため、全員が救出されるためには荷物は持たず人命を最優先する事が大事だそう。

飛行機に乗るとサービスに注目が集まりがちですが、1番大切なのは人命救助、ときっぱりと言っていました。
そのため年に1、2回テストがあります。
この試験に落ちてしまうと即刻解雇、という厳しい条件です。
テスト勉強の様子を傍らで見ていますが、本当に大変な内容です（私は覚えられないかも…と思ってしまう程細かく且つボリュームが凄いです）
それほど人命救助の訓練を最も大切にし、お客様の命を守っているのです。

今回JAL機のお客様は全員救出されました。
でも被災地に支援物資を運ぶ予定だった航空機の乗組員は命を落としてしまいました。
ヒューマンエラーの可能性が高い今回の事故ですが、このような事故がまた繰り返し起きない事を心から願いつつ、乗組員の方々のご冥福をお祈りいたします。

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それではまた(*´꒳`*)