こんにちは。
ふうなです🧸🍉🫒🥄🕊️🔑
今月は、いつもより戦争について人とお話をしたり、映画を観る機会が多い一ヶ月でした。
そういう機会があることって、大切だなと思ってありがたいなぁと思っています。
私は戦争を知らない世代だし、家族ともそういった話をしてこなかったからより一層。
日曜日、長岡に行った友人から戦災史料館のお話を聞いて、私は日本の加害の歴史ばかり知らないと思っていたけれど、私のような日本人の市井の人がどんな経験をしたのかとかそんな事も詳しくは知らないのだ…と思い知らされたりしたのでした。
防空壕って身を守るために作られたもので、機能していたと思いこんでいたのですが、消火活動のために作られたものだったとか、実際は守られずにそこで蒸し焼きの状態で窒息して亡くなった方が多くいたということをはじめて知りました。
あと軍人だった人の遺族にしか戦没の給付金は支払われていないということを知ったりして、すごく悔しいな…と思いました。
この間、日記で、赤紙を無視できるような人になりたいと書いたけれど、無視できないように個人から自由を奪うのが戦争なんだなと思ったり。
そういう権力の暴走が、私は怖いし拒否したいです。
・・♡・・
今日は、先日観た『バナナパラダイス』と同じ監督(王童/ワントン)の作品の『無言の丘』という台湾の映画を観てきました。
でも少し寝不足だったので、途中で寝てしまった…。ので、もう一度観れたらなって思います。(決してつまらなくて寝たわけではなく、朝ごはんの満腹感に睡眠に誘われてしまった)
『無言の丘』の上映は今回が日本で初めてのようです。
▼予告編
https://youtu.be/k0K4XirzVS8?si=w-P26SGazp8V5HH6
この場面写真に映っているのは、琉球出身の富美子という女の子です。
富美子と恋仲にある、赤目という日本出身の少年も登場するのですが、2人は娼館で下働きをしています。
最初に書いたお話と重複するのですが、この映画を観て良かったなと思うひとつの理由は、植民地支配の理不尽な暴力の様を描かきながら、同時に富美子や赤目のような弱い立場にある日本人と振分けられる人の人生も描かれているということにあります。
あと娼館で働く人についても、運営する人、働く人、その中でも健康を維持しながら働く事が出来る人と病を患いながら働く人と様々な立場の人が描かれていて。
運営する人のひどい姿だけじゃなくて、その中でも働く人のケアをしようとしている姿も描かれていることがリアルだなと思って。
様々な人の人生の描写があるのですが、一人ひとりの設定がとても細かくて、この映画の背景には実際に台湾で生きていた人たちの語りがあるのだろうな…と。
言葉って、その社会で強い立場にいる人の言葉が広く共有されるのだけれど、そうではない人の語りを知ること、受け止めることが、より優しい社会を築くためには必要だと改めて思い知らされた。
なんだか終わり方のセリフが、女と分類される立場から私はあんまり好きではないのですが、この映画を観ることができてよかったです。
琉球で暮らしていた人たちの歴史もちゃんと知りたいなと思いました。
あと鉱山で働く人の描写もあります。
去年、福岡に行ったときに麻生財閥が運営していた田川炭鉱の史料館に行った時の事を思い出しました。
そこで展示されている内容の語りは「数回しか事故がなかった」というようなものだったり、解説する人にタコ部屋についてお話を尋ねてみたりしていたのですが「暮らしをさせてあげていた」というようなお返事でそれもまた悔しくて怖いなぁと思った瞬間でした。
強い立場にある人の言葉だけが刻まれるという事は、酷い出来事を繰り返すのを止める力を奪ってしまうなぁと。
・・🪼・・
『無言の丘』は、今週の金曜日まで10時の回で新宿でやっていますが、行くのなかなか難しい時間(T_T)
またどこか別の映画館で上映される機会がありますように。
「骨を掘る男」というドキュメンタリーもすごく良かったのでまた改めて書きたいです✏️
▼「骨を掘る男」予告編
https://youtu.be/Jf4tukjNYvk?si=delyOIZBWQ84vXIi
※自動字幕はついているのですが、表記が間違っています
ふうな🧸🍉🫒🥄🕊️🔑
FREE PALESTINE, STOP GENOCIDE
【ALT】ピンク色のワンピースを着て脚を広げる私。お尻を覆う紫色の下着が見えています。