今朝もグッと冷え込みましたね
起きてモコモコ靴下を履くスピードが
一層早くなった様に思います
やっぱり週の始まりは
苦味のキリリと効いた
熱々の珈琲がしっくりきます
お休みに行ってきました
福田美術館5周年記念の
伊藤若冲展
美術館の展示のお題目にしては
ポップで長めな感じですね☆
こちらは学芸課長さんが
ドンキの店内の
商品説明がひと目で分かるポップを見て
一度これをやってみたいとの思いで
誕生したらしいです
館内はコンパクトながらも
高低差を上手く使った展示室の作りで
見やすい作りになっており
中庭の紅葉と池も味がありました
こちらは2019年に福田美術館が
開館する直前に発見された
「蕪に双鶏図」です
雄鶏の首から体にかけての白黒斑点が
体の曲線に合わせて
段々大きくなっていくリアルな感じは
この時30代の若い若冲が
これから長い年月を経て
将来超絶技巧と言われる匠になっていく
始まりを感じた様に思いました◎
多数の作品の中で
今回1番の注目を集めていたのがコチラ
沢山の果物や野菜が
鮮やかな色彩で描かれた
「果蔬図巻」
元々ヨーロッパ人が所有していましたが
昨年7月に真贋鑑定を終え
8月に所有者から購入したので
今回の展示は世界初
こちらの作品、実は全長332cmあり
実際の作品はこんな感じです☆
長くて全て収まりきれていませんね
上に分かりやすく
何が描かれているのか解説があるので
照らし合わせて観ると
とっても分かりやすかったです
色とりどりの果菜の中でも
綺麗なブルーで描かれた
クワイが目を引きました
鎖国の真っ只中だったのに
パッションフルーツや
ジャックフルーツなど
西洋の果物が描かれているのは
ひっそりと長崎に入っていたのを
チラリと垣間見た様な感じがしました
どの果物も野菜も
熟し加減や虫食いまで
線密に描かれているのを観ると
青物問屋だった若冲の
野菜や果物への愛情が伝わってきました
超絶技巧の匠ながらも
何処かユーモラスなほんわかさを感じたり
観るとまた次も観たくなり
グッと惹きつけられる
魅力的な画家だなぁと
改めて感じなから帰路につきました
今週もよろしくお願いいたします