してあげる幸せ
幸せには三つある
といわれます。
ひとつ目の幸せは
「してもらう幸せ」
赤ちゃんのとき誰もが、
お腹が空けば泣いたし、
オムツが濡れれば泣きました。
すると、
おかあさんが飛んできて、
おっぱいを含ましたり、
オムツを替えてくれました。
そのとき、私たちは幸せでした。
これが
「してもらう幸せ」です。
ふたつ目は、自分で
「できる幸せ」
字が書けるようになった、
一人で自転車に乗れるようになった、
サッカーがうまくなった、
なんでも自分で
できるようになると、
偉くなった気がして
うれしいものです。
これが
「できる幸せ」です。
そして最後は、人に
「してあげる幸せ」
人に物を差し上げる、
何かして差し上げる、
相手の喜びをわが喜びとする、
そんな人は、
人から好かれ頼りにされます。
「してあげる幸せ」は、
三つの幸せのなかでも
最高の幸せです。
私たちも
「してもらう幸せ」
から
「できる幸せ」
へと進み、そして
「してあげる幸せ」
を味わえる人生を
送りたいものです。
してあげるのは
してもらった恩返し。
できるなら倍返したい。