( あらあらあら )
その動画とはイヤらしい下着を身に付け、
セクシーなダンスを踊り陰部を強調しながら自慰行為をする一人の男の子。
枕に股間を擦り付け高揚した顔で腰を振る。
(へえ~顔までだしちゃって)
書斎にある生徒名簿をパラパラとめくる
ビンゴ!
彼の情報をパソコンで調べると何やら最近不登校のようだ。
ふふ
良い建前ができたわ
そう思うと携帯を手に取り彼の担任に連絡を入れ、
休日の保健室に来てもらうように言付けを頼む。
「不登校生徒の為のカウンセリング」
即興の口実としては旨いなと、自分でも自分の最低加減に笑いがでる
さあ何をしようか
明日のその時間を楽しみにしながら口元が緩む
動画を何回も眺め、明日の対面考えると自然に鼻歌が漏れる
ーーー
「ごめんなさいねー、I 君ー?」
「ちょっと大切な会議があって遅れちゃって!」
保健室にその動画の生徒を呼び出しておいた。
不登校のせいも有るのだろうか、伏し目がちで震えている
「貴方の担任の先生にきいたのよ最近学校にも余り来てないみたいね?
担任の先生心配してたわよ?
私に相談してくるなんてよっぽどよ?何かあったのかしら?」
彼に話しかけると黙ったまま口をひらこうともしない
保健室の椅子をスッと彼の横に近付け彼の不安感を拭うように彼に言い聞かす様に話す
「どうしたの?震えてる何かあったの?
大丈夫よ?今日は休日で誰も居ないわ私と貴方だけ。
怖い事なんて無いもないでしょ?
それとも私が怖い?」
彼の首筋に指を絡め私の方にそたと向ける。
彼はプルプルと震えながらも俯いていた状態のまま目をスッとあげ
『せ先生は怖くない』
と呟く
「良かったわ! I 君が怖くなくて
良かったら先生にどうして学校に来たくないか教えてくれるかしら?」
『』
『』
静まり帰った保健室に沈黙が続く
ジッと彼が自分の口で話だすのを待つ私
そうまるで
蜘蛛が巣張り巡らした糸に獲物を待つかの様に
『じ実は』
彼の口から語り出された事実はこうだ
修学旅行と言うのも有り羽目を外してしまった際に自慰行為其れも官能的に淫靡に妖艶に自分でしている一部始終を撮った動画をクラスメイトに見られてしまいそれから虐めにあっている。
と言うものだった
「あらあら」
恥ずかしそうにカミングアウトした彼は震えながら涙を浮かべる
「どうしてそんな事を」
問いかける私に、自分が童貞で女性としたくてしかたなかった我慢出来ずにしてしまったと
震えちゃって
そんな小動物が追い詰められた様な姿なT君を見ると
私の悪戯心がチクチク疼く
「あら
幾ら羽目を外したとはいえ貴方がそんなになるような虐めってどんな虐めなのかしら
言いたくなければ言わなくていいわ、、、
もしよ?もし貴方が良ければでいいんだけれど良ければその動画を私に見せてくれるかしら?」
「何で虐めが始まったのかを知らなければ虐めに対しての対策も処置も考える事が出来ないから」
良い先生。彼を心配し偽善者の様な文言を演じる私
自分でもおかしくなる
私にすがり信じきり助けを求める彼を見て
楽しんでる自分の非道さに自分自身でも笑いが込み上げている私が居る
幾時時間がたったのか
決心したかのように携帯を取りだし恥ずかしそうに私に携帯を渡すI 君
『ここれです』
恥ずかしいのか顔を赤らめ俯き震える
彼に安心感を与える為に彼の肩を撫で膝に手をおく
携帯電話でその動画を見る
何回も何回も
「I君?これじゃよく見えないわ。
ちょっと此処でしてみてくれる?」
『え?!此処でですか?』
「そうよ?此処で。コレは女性物の下着かしら?
イヤらしい腰つきね?興奮してるの?
自分で動画を撮りながら女性物の下着をつけねえ?」
「この時の姿をちゃんと見ないと先生解らないの。」
ムズムズと動揺する彼に下着をスッと目の前で脱ぎ彼に手渡す
「して頂戴?駄目?先生は貴方を救いたいのよ?」
「友人達に携帯を取られたんでしょ?
もしこの動画を取られ下手なサイトや動画サイトに配信でもされたらどうするの?
海外サイトになんて流されたら手の打ち所がないわね。
ゲイサイトだったら?街を歩くたびに変態やゲイだとおもわれるわね。
イヤらしい目付きで街中の人達にとんでもないレッテルを張られて貴方は生きないといけないの。
インターネットは怖いからね」
「貴方が良いならそれでも構わないけど」
モノは言い様
弱ってまともに考える事を出来ない彼に間髪入れずに淡々と的もな意見の様に聞こえるように意見を並べる。
渋々下着を手に取り動画と同じように自慰行為を始めるI君。
腰をくねらし枕に陰部を擦りつけ
人に見られて居るからか生の女性の下着を着用しているせいかはたまたこの不思議な空間のせいか
動画よりも陰部はパンパンに顔は火照り吐息が荒くなる
そんな彼の後ろにそっと周り耳打ちする。
「貴方みたいな綺麗な顔女の子のような体のラインウチみたいな男子高でこんな動画何もなかったの?」
動きはピタッと止まり震え始める
『クラスのクラスの友達達に』
「皆まで言わなくて良いよ先生は大人よ?貴方を見れば何をされたなんて解るわ。
怖い痛い記憶書き換えれば良いの」
彼の腰に手を回し優しく首筋に舌をはわす
『せ先生?』
「貴方の心の傷も体の傷も上書きしてあげる」
「ね?」
腰にてを回し胸をまさぐる
『んあ』
「まだ駄目もっと今からね?」
指先は陰部へ舌は首筋背中
甘い吐息を漏らす彼極上の玩具。
快楽に身を投じる彼を横目に
仕込んだカメラに目をやる私
カワイイカワイイ私の玩具
こんな玩具
私が手離す訳無いじゃないニヤリ