ちひろ 先生
★濃厚!甘美!そして淫靡!★
29歳/T170cm/B86(D)-W56-H84
待ち時間なし17:00~0:00
写メ日記
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《三ヶ条》
2024年7月18日(木) 11:34
1 無断で部屋から出てはいけない、人を入れない

2 献身的に私に尽くす


3 無駄口を決して言わない




ーーーーー


以上の条件を守れるのであれば
氏名、捺印を
お押しください。







《三ヵ条》

関して異議申し立てをしないと
二枚目の書類に
サインをお願い致します




ーーー


もうすぐ御主人様がお帰りになる
その時が僕の全てで
家具の僕は何不自由無く
御主人様
が過ごせる環境を作る



僕の存在価値は【其】だけで
【家具】以上でも以下でも無い




人様の様な幸せなんて望んではいけない
だって家具だから





ーーー


「ただいま。」





ぶっきらぼうに声を出す
御主人様




『おかえりなさいませ』

丁寧に気分を害されないように
精一杯の挨拶で御主人様
に挨拶をする







(何だか御主人気分が?)




僕の挨拶にも返事は無く
部屋の中を見渡し
溜め息をつく御主人様




『御主人様お帰り』



言い終わるか最中、
強い口調で御主人様は口を開く



「何?この部屋?」



「掃除しておいてって私頼まなかったかしら?」





部屋を見渡し冷めきった目付きで僕を見下す



『あすみません』




「もういいわ」



僕の返事も聞かずにシャワー室
に向かう御主人



グッと胸が締め付けられる



何がイケなかったのか考える


一生懸命一生懸命。





考えていると
御主人様が部屋に戻られる




「何?オマエさっきからズッとたってる訳?」




呆れ返った表情で僕を見る
御主人様




『あすすみません』




僕の返事も聞かず
机に向かい書類に目を通す
御主人様




何がイケなかったのか何が悪かったのか
只ひたすら考える



御主人様は弁護士をされている

仕事が忙しいので
使用人として僕はお家を任された




(何がいけなかったんだろう)
(掃除?洗濯?)




(御主人様の御気に入りの下着も用意しておいた)




考えながら立ち竦む僕に
御主人様は机を叩き僕に言う




「さっきからなんなの?!」


机を叩き付け僕に問いかける
御主人様



『いいえ何も何もございません』



冷めきり僕に感心を持たない目



朝の御主人様とはまるで違う




理由が聞きたい
でもそれは出過ぎた僕の感情だ



おどおどする僕を
呆れ返ったように見つめる
御主人



溜め息と同時に一枚の
チラシを僕に見せる





(っ!!)



「事務所中に張られてたの」




「お陰で仕事もさっぱり
決まっていた話しも流れるわ」





「はあ」


御主人様の苛立ちの原因が解ったのは良いが




恥ずかしさと情けなさ
御主人様の
冷めきった目に
僕の中に色んな感情が
交差する





一枚の広告





それは


僕が縛られ猿轡をはめられ
貞操帯をつけ高揚している写真




『あすみませんななんで』





「五月蝿いよ!」



御主人様は話する事すら避ける様にベットに移動される




「ぼさっと立ってるなら
マッサージ位して?
クライアントに謝罪に色々後処理しなきゃイケないの!!」


ぶっきらぼうに投げつけ言い放つ御主人様の足元に膝まずき
マッサージを始める


「っ!痛っ!」



「部屋の掃除も出来ない、マッサージも出来ない、仕事の足は引っ張る。
オマエは一体何が出来るわけ?」





ベットに腰を掛けてらっしゃった御主人様
のおみ脚が体に当たる




『っ!』



『すみませんすみません』




謝る事しか出来ない僕



「何口紅なんかつけてるの?」



僕の上に馬乗りになった
御主人様が問い掛ける




『御主人が喜ぶかと』




いい終わるが早いか




「私の嫌いなピンク色」

「隠し事してるね?オマエ?」


『いいえ僕の御主人様はちひろ様』



言葉を遮るように唾をかけられる





「三ヵ条破ったね?」


『なんの事ですか?』


「オマエごときが感情を抱くなんて1万年早いよ」



ポケットから下着を取り出す



「こんな安物の下着私は着けない」

「オマエは規律を 犯 したな?」

確かに御主人様の友人と名乗る方が部屋には来たが




「何でも食らい付く汚い肉塊に興味は無いの」



『違います違います』



涙ながらに訴えるが
御主人様は聞く耳すら持たない



唾をかけられ踏みつけられる




「汚い肉塊に仕置きだね」



冷たく言い放ち口に指を
捩じ込める
片手は僕の首を締め付ける




意識が遠退く中ふっと思い出す










契約書の三枚目



ーーー






上記の約束に反する行為がある場合
それ相応の犠牲をお支払願います


その件に関しては一切の
責任は持ちません故、御注意下さいませ


ーーーー


防音のマンションの部屋中に嗚咽と悲鳴が小さくこだまする












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