日本の近代の始まりである明治時代
絵画の世界にも文明開化の流れがやってきます
今回の展示は実業家高野光正氏が海外に渡った洋画を収集し、日本に里帰りさせたもので、今まで無名だった画家の絵がたくさん♪
これまでほとんど知られていなかった笠木治郎吉の作品がよかったです✨油絵みたいな色彩ですが全て水彩画!
1枚目画像の右側、「提灯屋の店先」は生き生きと臨場感があります
一般人の普段着がよくわかるのも好き
「牡蠣を採る少女」では裾を帯締めに挟んで襦袢が見えてます
「花を持つ少女」は帯締めも帯揚げも無し、襦袢も着てなさそう、浴衣をさらにラフにしたような着付け
男性は「漁網を編む男性」のように筒袖が多い印象 明治になっても髷を結う男性がいたんですね
男女とも、かなり楽にゆるく着付けてるのがよくわかります
古写真だと白黒か手彩色だし、よそ行きのいい服を着てる事が多いし、日常生活を写したものは小さくて細部がよくわからない事が多いんですが、写実的な洋画だからこそ色形から着付けまでよくわかって楽しいです♪
人物だけでなく、名所旧跡や日本の自然を描いた絵もきれい✨
外国人目線で描かれた富士山はなんだかエキゾチックだし
ロバート・チャールス・ゴフさんの「江の島」のゴチャッとした賑わいは今以上♪
これ、漢字写すの苦労しただろうなあ
前川千帆さんの「農家の庭」は満開の桜が本当にきれい🌸
画像がちょっとくすんでるのが残念ですが、絵の中に入りたくなりますよ
写真が撮れないのは残念ですが、懐かしい明治の日本にタイムトラベル気分が味わえました
8/19までなので興味ある方はお早めに♪