しばらく遠ざかっていた展覧会めぐりですが、思いがけないことに先日恩人に展覧会を愉しむひとときをプレゼントして頂きました。

「モネ&フレンズ・アライブ」

古典的な展覧会ばかり選びがちな私には、近未来のアートとの関わり方を考えさせられる、斬新でとても素晴らしい催しでした。

プロジェクターに次々と映し出される印象派作品に目を奪われながらも、傍らにひっそりと添えられた画家の言葉に思わず注目してしまいました。
それはアーティストの芸術に対する姿勢や概念、そして永遠のテーマである「芸術とはなにか」を、各々の表現で言い得たもの。


マルク・シャガール
「色彩が全てだ。色彩が正しければ、フォルムも正しくなる。
色彩が全てで、音楽のように色彩は振動する。
つまり振動が全てなのだ。」


ポール・セザンヌ
「感情に基づかない芸術などは、全くもって芸術などとは言えない…
感情は原則であり、全てなのだ。」


結局最後までプロジェクターには映し出されませんでしたが、エントランス近くに掲げられたモネのこの一言が、全てを言い表しているのではないでしょうか。


クロード・モネ
「誰もが私の芸術について論じ、理解したふりをする。
ただ愛するだけでよいのに、まるで理解する必要があるかのようだ。」


芸術作品を目の前にした時、うんちく云々よりも先ず、作品を全身全霊で感じ愛すること…
それに尽きるのではないでしょうか。


芸術の秋を、全力で堪能中です♪