1321。
君と初めて顔を合わせる前、
胸が裂ける程の悲しいことが私には起こっていた。
だけど君の顔を見た瞬間に全てが吹き飛んで「もういっかい頑張ろう」、と思えたんだ。
それほどの破壊力を持って私の前に現れた君は、私の救世主以外の何者でもなかった。


君は身体が弱くって、よく入院をしていて
お見舞いに行くたびに、嬉しくてたまらないって笑顔をする君を今でも覚えてるよ。
そして今でも君は、私のことをとても愛してくれている。
君の、私を見る顔を見ればいっぱつさ。


ブレーキの壊れた自転車で急な坂をくだるところ。
夜に勝手に一人で隣の学区の薬局まで歯ブラシを買いに行ってしまうところ。
お小遣いを全てセブンで使い果たしてしまうところ。
漢字のテストの解答欄にひらがなを書いてしまうところ。
好きな子が転校しちゃう！と騒いで、ラブレターを書き、帰り道はビービー泣いて帰ってくるところ。
友達思いが故に、上級生と喧嘩をして泣かされるところ。
たまに反抗してきても、落ち着いたら「さっきはごめんね」と言ってくれるところ。
「ママ、愛してる！」と、いつでもどこででも言ってくれるところ。


自分を持っていて、テストが０点だろうが「だからどうしたの？」スタイルで、
個性的でめちゃくちゃ引き込まれる絵を描けて、
くせっ毛を気にして、毎朝蒸しタオルを被ってる、
妹にねだる誕生日プレゼントは、のりたまのふりかけ２つ。
ストップと言われない限り無限に出てくる君のいい所。
【君は最高だ。】
生まれてきた瞬間から今日まで、君はいつも私を笑顔にしてくれて、助けてくれる。
この先君の人生で、とてつもなく辛い日が来た時は
私が全力で君の救世主になろう。
私にそうしてくれたように。


これからも君の大笑いする声が絶えませんように。
勉強なんか出来なくても誰にでも優しくて、頼れる男になりますように。
「大泣きしていいのは私が死んだ時だけ、男はすぐに泣くな」の約束を守れますように。


お誕生日おめでとう。
君はいつでもわたしのヒーローで
私はいつまでも君を愛してやまない母だ。
君の幸せだけを切に願う。
ILoveYou。


では！