1640。
私とやっと逢えた事に泣いたのか、
外の世界に出てきてしまった事に泣けたのか、
それはその時の彼女にしか分からないことで
そして今の彼女にはきっともー分からない。


私が髪型を変える度に
「かわいい！」と開口一番で言ってくれる彼女。
兄弟の中で１番わがままを言わない彼女。
いつも家事を進んでやってくれては、
私より母な彼女。


「看護師になってそれから助産師になって、みんな(姉と妹)の子供をとりあげたい」
幼稚園の頃からそう言って、毎日コツコツと勉強をする彼女の夢が叶いますように。
皮膚が弱くて、夏と冬がとても辛そうな彼女の肌がきれいに治りますように。
生まれつきある、目の下の小さいハートのあざを「かわいいでしょ～！」と言う日が来ますように。


本当はもっと私に甘えたいこと、
嫌な時でもしっかりお姉ちゃんをしてくれていること、
強がる嘘をつくこと、
私ちゃんと分かってる。


私の子供なのか？
と思うほどしっかりキッチリしてて
曲がったことが大嫌いな彼女。
この先生きていく中で、大変な思いをする時がきっと私より沢山あると思う。
(私はかなりの脳天気なので)
そんな時、私に出来ることはなんだろう。
とりあえず彼女が好きな肉詰めピーマンを沢山作ろう。
パンケーキを食べに行こう。
腕を組んで買い物しよう。


そろそろ私の背を越しそうなあなた。
私の服を勝手に着て、お気に入りの私のＴシャツをパジャマにしちゃうあなた。
限界まで頑張るあなた。
とっても心の優しいあなた。


この先もずっとずっとずっと、
たくさんの幸せと喜びが溢れますように。
お誕生日おめでとう、
生まれてきてくれてありがとう。


あなたの幸せが私の幸せ
愛してる。


では！