りょう
37歳/T154cm/B112(F)-W92-H120
写メ日記
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官能小説 「穴」最終話 ①
2024年8月30日(金) 01:29
彼女「みたわね」

彼女は穴から顔を少し後ろに下げると、ニヤリとしながら、口元がそう言っていた。

その表情は、獲物を狙う豹のようだった。

私「早く帰らなきゃ…でも身体が動かない」

身体が急に重くなる感覚がした。

でも早くここから抜け出さないとイケナイ
そう思い、重たくなる身体を引き摺りながら玄関に向かった。

玄関の引き戸を開けようとするが開かない

私「開いて!お願い!ねぇ……あいてってば…」

彼女「どうしたの?これから楽しい時間なのに……ダメよ…」

ガタガタと引き戸を引く私の後ろに、彼女は立ち、耳元でそう、囁いた。

彼女は私の髪を後ろから掻き揚げ、耳を舌先で沿うように舐め上げた。

私「ヒヤッ…そんなとこ…舐め…ないでください…」

舐められた瞬間、体全体に電気が走ったみたいに、身体がビクッとなり、床にへたり混んだ。

彼女「大丈夫……だんだん気持ちよくなっていくから…安心して」

吐息混じりの声が耳元を刺激する。

彼女「ほら、おっきくゆーっくり深呼吸して……」

私は彼女に言われるままに、深呼吸をした。

彼女「そう、上手よ…ふかーく…ふかーく…そのまま目を瞑って口を開けて見て…」

その時私の口の中に冷たい飲み物が入ってきた。

(んっ…これは…)

彼女「はい…ゆっくり飲んで」

喉元を、ゆっくり通り過ぎていく……

彼女「いい子ねぇ……今から数を数えるからね、いーち、にーぃ、さーん、しーぃ……」

彼女は私の頭を撫でながら数を数えて行く。

数を数えられる事に身体の奥から熱くなっていくと共に、頭がぼーっとしてきた。

彼女「さっ、私につかまって、お部屋に行きましょうね……」

私はこくりと頷くと、彼女の言われるがままに、体につかまりながら、部屋に向かっていた。
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