りょう
37歳/T154cm/B112(F)-W92-H120
写メ日記
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官能小説 「穴」第4話
2024年8月26日(月) 00:29
女性「着いたわよ、ごめんねちょっと汚いけど、気にせず適当に座ってて」

私「おじゃましまーす」

ガラガラと玄関の引き戸を開けると、土間らしき所に囲炉裏が置いてあった。

適当に座り部屋を見渡すと、カレンダーがおいてあり、よく見ると昭和60年7月と書かれていた。

本当に時代はタイムスリップしていた。

女性「おまたせ、ちょっと膝出して、傷口見せて…」

女性は手際よく傷口の消毒をし始めた。

私「ぶつかったのは私なのにすみません…」

女性「あぁぁ、あんなの大丈夫大丈夫!私ね、仕事で看護師してるの、だからかなぁ、なんか怪我してる人見たら、ほっとけなくなっちゃってw」

女性「今お風呂沸かしてるから、帰る前に、綺麗にして行ったらいいよ」

私「そんなにしてもらったら悪いです」

彼女は私の言葉に耳を傾けず、テキパキと動いていた。

彼女が救急箱の片付けに部屋を出たその隙を見て、置き手紙をし、立とうとした。

でも足に力が入らず、尻もちをついてしまった。

彼女「ほら、まだちゃんと傷口が閉じてないから、座ってなきゃ、ね♡」

私「すみません…」

彼女は優しい笑顔で微笑むと、台所へ向かっていった。

「あぁぁっ…だめっ…」

私「ん?」

ふと、どこからか声が聞こえた気がした。

彼女と私以外誰も居ないはずなのに。

「あぁぁぁっ…んっ…」

やっぱり声がする…

私は痛めた足を引き摺り当たりを見渡すと
どうやらその声は、掛かっていたカレンダーの方から聞こえた。

恐る恐るそのカレンダーに近ずき捲ると、そこには、小さな穴が空いていた。
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