彩永 愛乃
生きとし生きる理由、その彼方
28歳/T168cm/B89(E)-W57-H87
- チャームポイント
- 恋を滲ませた紅い唇
- 趣味
- 日本庭園鑑賞
- 現職
- ファッションデザイナー
- 将来の夢
- 個人事務所設立
- メッセージ
- 私のこの胸の虚しさは。
品格と艶を纏い、彼女は私の前に現れた。
彼女とのひとときは彩りに満ちていて。
全てが華やかで、全てが潤いに満ちていて。
世界の景色の色合いが、ワントーン上がったような気がして。
満ち足りた日々であったはずなのに。
細身で華奢な身体が跳ねる。
和の趣を感じさせる、奥ゆかしさ溢るる美麗な顔は
何時ぞやか互いの体温で蕩け、恍惚としていた。
形の良い小ぶりの乳房すら形を歪め、私の胸板に合わせ
鼓動を伝え漏らさんと密な距離を作る。
文武両道と称えられ、全てが輝いた日々だったはずなのに。
触れ合えば溶け合う。溶け合えば交じり合う。
その先の果てへと渇望するたびに、絶対の境界線が私たちを阻む。
肌と肌が邪魔をする。
これ以上は溶け合えぬという事実に、私は咽び泣きそうになる。
どうしてこんなにも、私は苦しいのだろう。
艶やかな唇は、私を撫ぜた。
満ち足りた時であるはずの夜の帳の中で。
幸せは、
泪を舐め取るように彼女は頬に唇を寄せた。
「「離さないでいて」」
しっとりと、彼女の体温が肌から伝わる。
腰に回した手に力を入れると、その艶やかで丸い尻は微かにふるえ、
麗しいその身を私に委ねた。
明けの空に、君は何を想うだろう。
胸の中で眠る恋路は、いつしか安らかな顔をしていた。
世界が一瞬、止まったような錯覚。
深、と静まる朝もやの中、満たされぬはずの心の疼きが止む。
この空虚な世界が、彩で満たされていく。
私はきっと、この朝のために生きていくんだろう。
いつしかまた訪れるかもしれない、この朝焼けの境界線に照らされて。
私はきっと、生きていく。
その蕩け合うような果ての先を、また『私』たちで歩むために。Tweets by Ayanaga_iris
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