遠い
遠い
アナタ……さまと
初めて出逢ったあの日のこと。
「1回くらい、遊んでやるか。」
そんな
軽〜い気持ちで
法子を選んだんぢゃないのかなぁ?
たいした期待も…なかったでしょう?
たいした期待もしてないオンナに
フッと
盲点をつかれる瞬間があった?
「あれれ〜?こんなハズではなかったのに。」
それが
2回目の出会いにつながった?
こんなの初めて……だったから?
ううん、それはきっと違うよね。
盲点をつかれたのは
法子のほうかもしれないね?
法子も、
こんなん初めて……だったから。
本当に、
初めて
初めて
初めて……だった。
複数の男を相手にしている風俗嬢が、
初めて逢った、
1回こっきりのお客さまに
愛をかんじるなんて
まず、ないでしょう?
聡明なアナタはシッテルはず。
なんども指名してくださっている
お馴染みさまでもないわけだし、
さっき逢ったばかりじゃない?
それなのに、
あの日、
法子は
ささやかな
愛…をかんじていた。
愛…といっても
恋愛感情とかではない。
性を満たしてくれた
満足感からくる偽りの愛ではなく、
懐かしい匂いのする
ノスタルジックな愛
じんわりと
柔らかい愛に包まれた。
なんだったんだろう。
あのときの…アノ
不思議な感覚は。
それ以来、
法子はアナタのことを
不思議な人…と呼んでいる。
アナタに
愛は…あげないよ。笑
安心して、
くださいね。°・*:.。.☆
ワテは風俗嬢、じゃけんのう。
笑
アナタの真似したポエムふう、
アナタに捧げるポエムふう、
アナタの真似して法子も詩人に
なってみた。
(笑)
法子°・*:.。.☆