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地球🌎最後の日を想像したことがありますか?
明日が最後の日ならどんな1日を過ごしますか?
凪良ゆうさんの『滅びの前のシャングリラ』は
そんな地球最後の日が1ヶ月後に迫り、荒廃していく世界の中で
上手く生きられなかった人たちが、それぞれの思いを胸に
最期の時を迎えるまでどのように運命を受け入れ
どのように過ごすのか…を描いた物語です📕
そんな終末世界で過ごす、ちょっと太ったいじめられっ子の男の子が
地球🌎が滅びると知る前に、いじめっ子たちに呪いをかけようとする場面があるのですが
考え方がなかなか出来た大人で👏🏻
なんだか応援せずにはいられなかったので紹介させてください(˶ˊᵕˋ˵)
「まず、こいつら全員に呪いをかける。
飲食店に入ったら必ず注文を忘れられる呪い、
結婚式の日にものもらいができる呪い、
カレーの日に炊飯器のスイッチを押し忘れる呪い。
この呪いにはコツがある。
こいつらがバカ話をして歩いてるときに車が突っ込んできて、
身体がばらばらに飛び散って死にますようにとか、
親が破産して借金取りに追われて一家離散しますように、
なんてのはナシだ。
どこかに一抹のユーモアを残さなければならない。
本気の呪いは我に返ったときがつらい。
それをぼくは経験で学んでいる。
人の死を願うほど自分はみじめな思いをしているという現実と、
勧善懲悪なんて今どき物語の中にも滅多にないという現実と、
呪いなんてこの世にはないという当然の現実。現実三連発だ。」
小学生なのにわかりすぎちゃってる😆
この子のお母さんがまた肝が据わっていてカッコ良くて
とても魅力的なキャラで、一気に惹き込まれました♪
切なくも清々しい、勇気をもらえるお話がとても素敵✨️
そして、どんな時もユーモアは必要かもしれません✧*。٩(ˊωˋ*)و✧*。